子どもたちの「今月の学び」を解説
2026年8月号
コートの外からは、
ただボールを追いかけているだけに見えるかもしれません
子どもたちにとっては遊びのように。だからこそ、やらされるのではなく自ら真剣に考え、主体的に取り組みます。
しかし、その「遊び」の中には、緻密に設計された「工夫する余白」が隠されています。このページではそれらを保護者向けに解説いたします。
CLASS CURRICULUM
今月、子どもたちの「アタマの中」で起きていたこと
自分とボールの世界から、「仲間」がいる世界へ。パスへの挑戦
テーマ:なかまにパスをとどけよう
4月から7月までは、「自分がボールを運ぶ」「自分がシュートを決める」といった、自分とボールという1対1(1vs0)の技術に集中して取り組んできました。 8月からは、そこに初めて「仲間」という存在が加わります。
正直なところ、この年代では、パスを出してトラップをするよりも、自分でドリブルをして進んだほうが結果的に速くゴールへたどり着くことが多いです。しかし、サッカーはチームスポーツであり、距離が長い場合はパスをつなぐほうが有効な場面もたくさんあります。特に暑さが厳しいこの時期だからこそ、「遠くの仲間へパスをする」という選択肢を増やし、サッカーの幅を広げることを目指しました。
ハナスポの授業では、子どもたちに常に「2つの工夫(試行錯誤)」を求めていきます。①新しい技術を獲得して「武器を増やす」ための【カラダの工夫】と、②今ある手札でゲームを攻略し「武器を使いこなす」ための【アタマの工夫】です。
⚙️ 武器を増やすプロセス
1つ目は、自分の蹴ったボールを狙った場所に正確に届ける「技術面」の試行錯誤です。
8月と9月の2ヶ月間をかけて、パスとトラップがしっかりと形になるような土台づくりを行っていきます。 まずは「とおしてビーム(ゲートとおし)」という練習を通じて、キックの正確性を養いました。ここでハナスポとしてあえて行わなかったのが「インサイドキック(足の内側で蹴るキック)」の指導です。
この年代の子どもたちは、まだ股関節を外側に大きく開くことが難しく、無理にインサイドキックをさせようとすると、足を斜め前に巻き込むような不自然な蹴り方のクセがついてしまいます。小学生になり、身体の使い方が発達してきた段階で改めてキックの型は伝えていきます。今は「仲間にしっかり届きさえすれば、足のどこで蹴っても良い」という前提のもと、どうすれば真っ直ぐ狙った場所へ転がるのかを自分自身の身体で試行錯誤しながら挑戦しました。
「ひっこしワープ」という練習では、しっかり仲間にパスを届けることができれば、遠いゴールまで運ぶ時はパスの方が速いということを実感してもらいました。パスはあくまで手段であり、目的ではありません。相手に取られずゴールに速く運ぶための手段として、(技術が成熟したら)パスのほうが有効であることをこのゲームで少しでも伝えられたらと思います。
💡 武器を使いこなすプロセス
2つ目は、パスを通じて「仲間の気持ちを考える」という思考の試行錯誤です。
「かわってかわって」というおにごっこでは、自分が逃げやすいからといって味方のすぐ近くまで寄ってから交代するのではなく、「次に逃げる仲間の気持ちを考えて、遠くから交代(パス)してあげるほうが良い」ということを伝えました。パスも同じで、近すぎる味方にパスを出してもあまり意味がありません。また、しっかりと仲間を見て名前を呼んだり、アイコンタクトを取ったりして、「誰にパスを出すのか」を明確にすることも重視しました。
「スイカわたし」という、コーチにとられないようにボールをまわすゲームでは、ただ適当にボールを蹴る(投げる)のではなく、仲間が取りやすいボールを出すことを意識しました。浮いているボールよりも転がっているボールのほうが取りやすい。パスが速すぎると仲間は取りづらいけど、ゆっくりすぎても相手に取られてしまうということを伝え、どのくらいのパスなら相手にとられず仲間に繋げるかを試行錯誤しました。
自分のプレーのベクトルが初めて自分以外(仲間)に向かった、とても大きな成長の瞬間です。
🚀 9月のテーマへ
8月は「パス(蹴る)」を通じて、仲間にボールを届ける楽しさと難しさを味わいました。 しかし、いくら思いやりのあるパスを出しても、受け取る側がボールを自分の思い通りに止められなければ、次の攻撃にはつながりません。
そこで9月は「けりやすいところにボールをおいてみよう」をテーマに、飛んできたボールを次にプレーしやすい位置へコントロールする「トラップ」にフォーカスします。パスとトラップの両輪が揃うことで、チームとしてのサッカーがより立体的になっていきます。
🎓 【Hanaspoプチコラム】ハナスポが育む3つの力①「夢中力」
私たちハナスポのミッションは、子どもたちに「成長という変化」を届けることです。
サッカーの技術向上はもちろんですが、学ぶことへの意欲、試行錯誤する力、自分の言葉で伝える力を育むことを大切にしています。
社会で求められるスキルは時代とともに変わりますが、私たちが本当に願っているのは「子どもたちに幸せになってほしい」ということ。だからこそ、どんな時代でも「自分のやりたいことを実現できる土台」を作ってあげたいと思っています。
人が学び、成長し続けるためには「心・技・体」が必要です。
前向きに取り組む「学ぶ心(意欲)」、考え続けるための「学ぶ体力」、そして論理的に試行錯誤する「学ぶ技術」。
一見難しく感じますが、子どもたちが「遊び」に没頭している時のことを思い出してみてください。時間を忘れ、お茶を飲むのも忘れて走り回るあの瞬間、彼らの「体力」は無限になります。
やらされる練習よりも、自分から「やりたい!」と進んで取り組んだ方が、吸収率は圧倒的に高まります。子どもたちが時間を忘れてのめり込んでいる状態こそが、無限の成長エネルギーを生み出すのです。
だからこそ、ハナスポはすべての土台として「夢中力」を一番大切にしています。
大人が正解を教え込むのではなく、子どもたちが自らやりたいと思える伝え方にこだわっています。「練習しなさい」ではなく、他の子が練習しているから釣られて練習するように、結果ではなく取り組み方を賞賛しながら、子どもたちの自発的なやる気を引き出すことを心がけています。
ただ子どもたちと遊んで楽しませるだけなら簡単です。
そうではなく、子どもたちの「夢中力」を引き出しながら、授業を進めることが我々ハナスポの最も根幹にあるのです。
🏠 【おうちでチャレンジ!】ミートポイントを攻略!「ダイレクトキック3種目」
お家の方が転がしたボール、または優しく投げた浮き球にタイミングを合わせて、ワンタッチ(ダイレクト)で打ち返すキックのトレーニングです。しっかり意図した場所で蹴ることが大事です。
レベル1:コロコロダイレクト(転がるボール)
お家の方が地面を転がしたボールを、以下の3つの部位で蹴り返します。
・インステップ(足の甲): 足の甲の硬いところ(ぐりぐり)で、面を作って真っ直ぐ当てます。
・足の裏: 転がってくるボールを足の裏でそのまま押し出すように返します。
・インサイド(足の内側): 足の内側のカカトに近いところにパチンとあてて、ボールを押し返します。
レベル2:フワフワダイレクト(浮き球)
レベル1に慣れてきたら、お家の方が手でふんわりと投げたボールを、地面に落ちる前にダイレクトで打ち返します。
・インステップ(足の甲): つま先を伸ばし、足の甲で真っ直ぐミートします。
・インサイド(足の内側): 空中で足首を固定し、内側のカカトに近い部分に正確にあてて弾き返します。
・もも: 太ももを上げ、トランポリンのように当てて返します。膝にちかい部分のほうが硬くて返しやすいです。
しっかり狙ったポイントに当てると、足を振らなくてもボールが跳ねて飛んでいきます。ボールが転がってくる(飛んでくる)軌道を予測し、空間認識を鍛えつつ、正確にミートする感覚を養いましょう。ぜひお家で楽しみながら挑戦してみてください。
「仲間」とつながる、パスへの挑戦
テーマ:なかまにパスをとどけてゴールまで早くはこぼう!
4月から6月までは、ドリブルやシュートといった1対1(1vs0)の個人技術を中心に取り組みました。7月からの3ヶ月間は、「仲間」という存在を意識し、ポジションやパス・トラップといったチームプレーの基礎に挑戦しています。
サッカーにおいて、パスは相手に取られずにゴールへボールを運ぶための「手段」であり、パスを回すこと自体が「目的」ではありません。これまで磨いてきたドリブルやシュートの選択肢も持ちつつ、「こういう時はパスのほうが有効だ」と子どもたち自身が実戦で気づけるよう、暑さが厳しいこの時期だからこそ、仲間を活用して効率よくゴールを目指す練習を重ねました。
ハナスポの授業では、子どもたちに常に「2つの工夫(試行錯誤)」を求めていきます。①新しい技術を獲得して「武器を増やす」ための【カラダの工夫】と、②今ある手札でゲームを攻略し「武器を使いこなす」ための【アタマの工夫】です。
⚙️ 武器を増やすプロセス
1つ目は、自分の蹴ったボールを狙った場所に正確に届ける「技術面」の試行錯誤です。
今月のカギスキルは「インサイドパス」です。 小学生になると股関節を柔軟に開けるようになってくるため、正確なパスの基本となるインサイドキック(足の内側で蹴るキック)のフォームを本格的に指導しました。お子様の骨格や柔軟性によって蹴り方に少し違いは出ますが、基本の形は共通しています。まずは足の置き方や蹴り方を身体が覚えるまで反復し、その上でコーンを狙って真っ直ぐ蹴るための試行錯誤を行いました。
さらに、方向を変えてパスを出す「ゼロクラッシュ」や、パスを使ってチームで協力しコーンを倒す「ツリーストライク」といったメニューを通じ、動きの中でインサイドキックを使う実践的なトレーニングにも取り組みました。 相手のプレッシャーがかかる実戦の中では、まだ咄嗟にインサイドキックが出ないこともありますが、経験を重ねることで自然と身体が反応するようになります。無意識に正確なパスが出せるよう、来月以降も継続して取り組んでまいります。
💡 武器を使いこなすプロセス
2つ目は、パスを通じて「仲間の気持ちを考える」という思考の試行錯誤です。
「かわってかわって」という鬼ごっこでは、自分が逃げやすいからといって味方のすぐ近くまで寄って交代するのではなく、「次に逃げる仲間の気持ちを考えて、遠くからパス(交代)してあげるほうが良い」ということを伝えました。近すぎる味方にパスを出しても、状況は好転しません。また、パスを出す前に相手の目を見て名前を呼ぶなど、「誰にパスを出すのか」を明確にするコミュニケーション(表現力)も重視しました。
「ぐるぐるロンド」というボール回しのゲームでは、ただ適当に蹴るのではなく、「仲間が受け取りやすいボール」を意識しました。浮き球よりゴロのほうがトラップしやすいこと、パスが速すぎると味方が捕れず、遅すぎると相手に奪われてしまうことなどを体感し、最適なパスのスピードやコースを試行錯誤しました。
こうした動きを伴うゲーム(ツリーストライクなど)を通じて、離れた仲間にボールを届ける際は、自分でドリブルするよりもパスのほうが圧倒的に速くボールを運べるという事実を子どもたち自身が実感しています。
🚀 9月のテーマへ
8月は、思いやりのあるパスを仲間に届けることに挑戦しました。しかし、どんなに良いパスを出しても、受け手がボールをピタッと止められなければ次の攻撃にはつながりません。
そこで9月は「けりやすいところにボールをおいてみよう」をテーマに、飛んできたボールを次にプレーしやすい位置へコントロールする「トラップ」にフォーカスし、より本格的にパス・トラップの連動に取り組みます。パスとトラップの両輪が揃うことで、チームとしてのサッカーがより立体的になっていきます。
🎓 【Hanaspoプチコラム】ハナスポが育む3つの力①「夢中力」
私たちハナスポのミッションは、子どもたちに「成長という変化」を届けることです。
サッカーの技術向上はもちろんですが、学ぶことへの意欲、試行錯誤する力、自分の言葉で伝える力を育むことを大切にしています。
社会で求められるスキルは時代とともに変わりますが、私たちが本当に願っているのは「子どもたちに幸せになってほしい」ということ。だからこそ、どんな時代でも「自分のやりたいことを実現できる土台」を作ってあげたいと思っています。
人が学び、成長し続けるためには「心・技・体」が必要です。
前向きに取り組む「学ぶ心(意欲)」、考え続けるための「学ぶ体力」、そして論理的に試行錯誤する「学ぶ技術」。
一見難しく感じますが、子どもたちが「遊び」に没頭している時のことを思い出してみてください。時間を忘れ、お茶を飲むのも忘れて走り回るあの瞬間、彼らの「体力」は無限になります。
やらされる練習よりも、自分から「やりたい!」と進んで取り組んだ方が、吸収率は圧倒的に高まります。子どもたちが時間を忘れてのめり込んでいる状態こそが、無限の成長エネルギーを生み出すのです。
だからこそ、ハナスポはすべての土台として「夢中力」を一番大切にしています。
大人が正解を教え込むのではなく、子どもたちが自らやりたいと思える伝え方にこだわっています。「練習しなさい」ではなく、他の子が練習しているから釣られて練習するように、結果ではなく取り組み方を賞賛しながら、子どもたちの自発的なやる気を引き出すことを心がけています。
ただ子どもたちと遊んで楽しませるだけなら簡単です。
そうではなく、子どもたちの「夢中力」を引き出しながら、授業を進めることが我々ハナスポの最も根幹にあるのです。
🏠 【おうちでチャレンジ!】ミートポイントを攻略!「ダイレクトキック3種目」
お家の方が転がしたボール、または優しく投げた浮き球にタイミングを合わせて、ワンタッチ(ダイレクト)で打ち返すキックのトレーニングです。しっかり意図した場所で蹴ることが大事です。
レベル1:コロコロダイレクト(転がるボール)
お家の方が地面を転がしたボールを、以下の3つの部位で蹴り返します。
・インステップ(足の甲): 足の甲の硬いところ(ぐりぐり)で、面を作って真っ直ぐ当てます。
・足の裏: 転がってくるボールを足の裏でそのまま押し出すように返します。
・インサイド(足の内側): 足の内側のカカトに近いところにパチンとあてて、ボールを押し返します。
レベル2:フワフワダイレクト(浮き球)
レベル1に慣れてきたら、お家の方が手でふんわりと投げたボールを、地面に落ちる前にダイレクトで打ち返します。
・インステップ(足の甲): つま先を伸ばし、足の甲で真っ直ぐミートします。
・インサイド(足の内側): 空中で足首を固定し、内側のカカトに近い部分に正確にあてて弾き返します。
・もも: 太ももを上げ、トランポリンのように当てて返します。膝にちかい部分のほうが硬くて返しやすいです。
しっかり狙ったポイントに当てると、足を振らなくてもボールが跳ねて飛んでいきます。ボールが転がってくる(飛んでくる)軌道を予測し、空間認識を鍛えつつ、正確にミートする感覚を養いましょう。ぜひお家で楽しみながら挑戦してみてください。
強く、正確に、そして賢く。実戦的な「シュート」への挑戦
テーマ:ゴールするために色々なシュートを試してみよう!
7月までは、相手の予測の逆を突く「駆け引き(フェイント)」に挑戦しました。8月はサッカーにおいて最も重要で、子どもたちが一番夢中になる「ゴールを奪う(シュート)」というプレーにフォーカスしています。
まずは、基本的なインステップシュート(足の甲で蹴るキック)の蹴り方をお伝えしました。この年代の子どもたちは「とにかく遠くへ飛ばしたい」「強く蹴りたい」という思いが先行しがちです。しかし、ただ力任せに蹴るだけでは、実際の試合でゴールを決めることはできません。シュートを成功させるための3大要素である「コース・タイミング・スピード」のバランスを意識し、状況に応じて最適なシュートを選択する実戦的なトレーニングに取り組みました。
ハナスポの授業では、子どもたちに常に「2つの工夫(試行錯誤)」を求めていきます。①新しい技術を獲得して「武器を増やす」ための【カラダの工夫】と、②今ある手札でゲームを攻略し「武器を使いこなす」ための【アタマの工夫】です。
⚙️ 武器を増やすプロセス
1つ目は、強いシュートを打つための「インステップキック」のフォーム習得と、身体操作の試行錯誤です。
強いシュートを蹴るためには、「蹴り足を速く振る」ことと「蹴り足を重くする」ことの2つが重要です。 蹴り足を速く振るためには、しっかり助走をとり、身体全体を使ってダイナミックに足を振ることに挑戦しました。さらに大切なのが「蹴り足を重くする」という感覚です。足首が曲がったままだと、足がクッションのように衝撃を吸収してしまいます。そのため、足首をピンと伸ばしきった状態でロックし、足の甲の硬いところ(ぐりぐり)に当てる感覚をリフティングやパントキック(手に持ったボールを蹴る練習)を通じて反復しました。
ここまでは比較的スムーズにできるのですが、最もハードルが高いのが「地面に置いたボールを蹴る」ことです。足首を伸ばした状態でボールの中心を捉えようとすると、つま先が地面に引っかかってしまいます。これを防ぐためには、助走を斜めにとり、身体を傾けながら足を斜めに入れる必要があります。
軸足が近すぎて斜めに足を入れられない子、身体の傾きが足りない子など、つまずくポイントは様々ですが、一人ひとりに合わせてアドバイスを行いました。きれいなフォームの基本は伝えますが、最終的には子どもたち自身が何度も蹴る中で「自分の身体に合った蹴り方」を見つけていくものです。これからもたくさんボールを蹴って、自分の感覚を磨いていってほしいと思います。
💡 武器を使いこなすプロセス
2つ目は、状況を判断し、最適なシュートを選ぶ「思考面」の試行錯誤です。
試合でゴールを決めるために不可欠な駆け引きの要素が「スピード」「コース」「タイミング」です。 どんなに豪快で速いシュートでも、ゴールの枠から外れたり、ゴールキーパーの正面であれば得点にはなりません。逆に、コロコロと転がるシュートであっても、GKのいないコースを狙ったり、相手のタイミングを外したりすれば、確実にゴールを奪うことができます。
「ゴールデザイナー」という1対1のメニューでは、コーチからのパス(横から、前方からなど)のバリエーションを意図的に変化させました。これにより、ボールを受けた瞬間に「トラップして打つべきか」「ダイレクトで打つべきか」という実戦的な判断力を磨きました。 さらに「カウンターフィニッシュ」という、ゴール横からスタートして素早く反転して打つメニューなどを通じ、相手のディフェンスが寄せてくる中で、「どのコースに、どのタイミングで打てば入るか」を常に考えながらプレーすることに取り組みました。
🚀 9月のテーマへ
8月は、状況に応じたシュートの選択を通じて、ゴール前の駆け引きの楽しさと奥深さを体感しました。 9月からは、自分が今どこにいるべきか(ポジショニング)をテーマに、視野をさらに広げる練習に移行します。ボールを持っていない時にも頭を働かせ、より高度なチーム戦術の理解へと階段を登っていきます。
🎓 【Hanaspoプチコラム】ハナスポが育む3つの力①「夢中力」
私たちハナスポのミッションは、子どもたちに「成長という変化」を届けることです。
サッカーの技術向上はもちろんですが、学ぶことへの意欲、試行錯誤する力、自分の言葉で伝える力を育むことを大切にしています。
社会で求められるスキルは時代とともに変わりますが、私たちが本当に願っているのは「子どもたちに幸せになってほしい」ということ。だからこそ、どんな時代でも「自分のやりたいことを実現できる土台」を作ってあげたいと思っています。
人が学び、成長し続けるためには「心・技・体」が必要です。
前向きに取り組む「学ぶ心(意欲)」、考え続けるための「学ぶ体力」、そして論理的に試行錯誤する「学ぶ技術」。
一見難しく感じますが、子どもたちが「遊び」に没頭している時のことを思い出してみてください。時間を忘れ、お茶を飲むのも忘れて走り回るあの瞬間、彼らの「体力」は無限になります。
やらされる練習よりも、自分から「やりたい!」と進んで取り組んだ方が、吸収率は圧倒的に高まります。子どもたちが時間を忘れてのめり込んでいる状態こそが、無限の成長エネルギーを生み出すのです。
だからこそ、ハナスポはすべての土台として「夢中力」を一番大切にしています。
大人が正解を教え込むのではなく、子どもたちが自らやりたいと思える伝え方にこだわっています。「練習しなさい」ではなく、他の子が練習しているから釣られて練習するように、結果ではなく取り組み方を賞賛しながら、子どもたちの自発的なやる気を引き出すことを心がけています。
ただ子どもたちと遊んで楽しませるだけなら簡単です。
そうではなく、子どもたちの「夢中力」を引き出しながら、授業を進めることが我々ハナスポの最も根幹にあるのです。
🏠 【おうちでチャレンジ!】
①ミートポイントを攻略!「ダイレクトキック3種目」
お家の方が転がしたボール、または優しく投げた浮き球にタイミングを合わせて、ワンタッチ(ダイレクト)で打ち返すキックのトレーニングです。しっかり意図した場所で蹴ることが大事です。
レベル1:コロコロダイレクト(転がるボール)
お家の方が地面を転がしたボールを、以下の3つの部位で蹴り返します。
・インステップ(足の甲): 足の甲の硬いところ(ぐりぐり)で、面を作って真っ直ぐ当てます。
・足の裏: 転がってくるボールを足の裏でそのまま押し出すように返します。
・インサイド(足の内側): 足の内側のカカトに近いところにパチンとあてて、ボールを押し返します。
レベル2:フワフワダイレクト(浮き球)
レベル1に慣れてきたら、お家の方が手でふんわりと投げたボールを、地面に落ちる前にダイレクトで打ち返します。
・インステップ(足の甲): つま先を伸ばし、足の甲で真っ直ぐミートします。
・インサイド(足の内側): 空中で足首を固定し、内側のカカトに近い部分に正確にあてて弾き返します。
・もも: 太ももを上げ、トランポリンのように当てて返します。膝にちかい部分のほうが硬くて返しやすいです。
しっかり狙ったポイントに当てると、足を振らなくてもボールが跳ねて飛んでいきます。ボールが転がってくる(飛んでくる)軌道を予測し、空間認識を鍛えつつ、正確にミートする感覚を養いましょう。ぜひお家で楽しみながら挑戦してみてください。
②シュートの芯を捉えよ!「ノーバウンド・リフティング」
授業でも取り組んでいる、シュート力向上に直結するインステップ(足の甲)のリフティングです。
・足首の固定: つま先をピンと伸ばし、足首を絶対にブラブラさせないように固定します。
・当てる場所: 足の甲の硬い部分(ぐりぐり)でボールの中心を下から叩きます。
・ボールの回転: 蹴ったボールが空中でクルクル回転していなければ、芯を捉えられている証拠です。
家の中で行う場合は、柔らかいボールや風船などを使用しても取り組めます。
最初は1回蹴ってキャッチ、次は2回蹴ってキャッチと進め、ノーバウンドで10回連続を目標にチャレンジしてみてください。
💡 Hint: 「楽しかった?」や「勝った?」ではなく、具体的な「判断(意図)」に触れることで、子どもは「自分の考えた工夫」を得意げに語り始めます!
「面の向き」と「思いやり」でラリーをつなぐ。テニピンへの挑戦
テーマ:ハンドラケットを使って狙ったところに打ち返そう
8月のオールスポーツコースでは、手にスポンジ製のラケットをはめて打ち合う「テニピン」に挑戦しました。道具を使ってボールを打ち返すテニスや卓球(ピンポン)を掛け合わせたような要素を持ち、なおかつ手にラケットがくっついているため、この年代の子どもたちでも直感的に取り組みやすいというメリットがあります。
ラケット競技の面白さは、飛んできたボールの軌道や回転からバウンドを予測し、タイミングを合わせ、自分の打ちたい場所へコントロールする点にあります。今回はただ打ち返すのではなく、「狙った場所に打つこと」と「相手とラリー(パス)を続けること」にフォーカスしました。
ハナスポの授業では、子どもたちに常に2つの「工夫(試行錯誤)」を求めていきます。①新しい技術を獲得して武器を増やすカラダの工夫と、②今ある手札でゲームを攻略し武器を使いこなすアタマの工夫です。
⚙️ 武器を増やすプロセス
ボールを狙った場所に正確に飛ばす「技術面」の試行錯誤です。 今月のカギとなったのは「ハンドラケットの面の向き」でした。手のひら(ラケットの面)を向けた方向にボールが飛んでいくという物理法則を体感しながら練習を進めました。
・手首の固定: 手首がグラグラ動いてしまうと、面があちこちを向いてしまい、ボールは真っ直ぐ飛びません。手首をしっかり固定し、ボールの中心を面で捉えます。
・当て感の習得: 振り方や綺麗なフォームよりも、まずはこの「当て感」をしっかり身に付けることが非常に重要です。 子どもたちは失敗を繰り返しながら、自分の手をどう動かして面を作れば狙った方向に飛ぶのかを試行錯誤しました。
💡 武器を使いこなすプロセス
ラリーを通じて「仲間の気持ちを考える」思考の試行錯誤です。 仲間とラリーを続けるメニューでは、自分が強く打ち返すことよりも、「次に打つ仲間がどうすれば打ち返しやすいか」を常に想像しながら打つことを意識づけました。
・力加減のコントロール: この年代の特性上、どうしても思い切り強く振ってしまいたくなるものですが、それでは仲間が捕りにくいということをラリーを通じて実感しました。
・思いやりの表現: 速すぎるボールや遠すぎる場所へのボールは打ち返せません。相手が構えている場所へ、ふんわりとした優しい軌道で返してあげること。これは、仲間の取りやすいボールを出すという「思いやりのコミュニケーション」です。
🚀 9月のテーマへ
8月は「テニピン」を通じて、面を作ってボールをコントロールする技術と、仲間に優しいボールを届ける楽しさを味わいました。 9月からは、この「手」で行ったパスの原理を「足」に置き換え、サッカーに挑戦します。足の内側の面を作ってボールを押し出すサッカーの「インサイドキック」とテニスは同じ原理です。ラケットの面を足の内側(インサイド)に変え、仲間の取りやすいパスを繋ぎながらゴールを目指します。スポーツの種目が変わっても、根底にある「工夫」と「思いやり」はすべて繋がっています。
🎓 【Hanaspoプチコラム】ハナスポが育む3つの力①「夢中力」
私たちハナスポのミッションは、子どもたちに「成長という変化」を届けることです。 各種スポーツの技術向上はもちろんですが、学ぶことへの意欲、試行錯誤する力、自分の言葉で伝える力を育むことを大切にしています。社会で求められるスキルは時代とともに変わりますが、私たちが本当に願っているのは「子どもたちに幸せになってほしい」ということ。だからこそ、どんな時代でも自分のやりたいことを実現できる土台を作ってあげたいと思っています。
人が学び、成長し続けるためには「心・技・体」が必要です。
・興味関心もって前向きに取り組む「学ぶ心(意欲)」
・考え続けるための「学ぶ体力」
・論理的に筋の良い試行錯誤をする「学ぶ技術」
一見難しく感じますが、子どもたちが「遊び」に没頭している時のことを思い出してみてください。時間を忘れ、お水を飲むのも忘れて走り回るあの瞬間、彼らの体力は無限になります。 やらされる練習よりも、自分から「やりたい!」と進んで取り組んだ方が、吸収率は圧倒的に高まります。子どもたちが時間を忘れてのめり込んでいる状態こそが、無限の成長エネルギーを生み出すのです。
だからこそ、ハナスポはすべての土台として「夢中力」を一番大切にしています。 大人が正解を教え込むのではなく、子どもたちが自らやりたいと思える伝え方にこだわっています。「練習しなさい」ではなく、他の子が練習しているから釣られて練習するように、結果ではなく取り組み方を賞賛しながら、子どもたちの自発的なやる気を引き出すことを心がけています。
ただ子どもたちと遊んで楽しませるだけなら簡単です。そうではなく、子どもたちの「夢中力」を引き出しながら、授業を進めることが我々ハナスポの最も根幹にあるのです。
🏠 【おうちでチャレンジ!】面の向きを攻略せよ!「手のひらラリー」
お家の中で、風船や丸めたタオルを使って、親子で何回ラリーが続くか挑戦してみましょう!
・面を上に向ける: 手のひらをしっかりパーにして上に向け、ボールを下から優しく押し上げます。
・相手の胸を狙う: お家の方が一番打ち返しやすい「胸の高さ」へ、ふんわりとしたボールをコントロールして届けましょう。
落とさずに10回連続を目指し、慣れてきたら「左手だけ」「太ももだけ」と打つ場所を変えるアレンジも効果的です。空間認識を鍛えつつ、ぜひ楽しみながら挑戦してみてください!
💡 Hint: 「楽しかった?」ではなく、具体的な「打ち方や思いやりの工夫」を聞いてみることで、子どもは自分たちで考えたアイデアを得意げに語り始めます!