保護中: カリキュラム下書き | 人間力を磨くサッカー 教室 Hanaspo(はなスポ)
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ハナスポカリキュラムレポート

子どもたちの「今月の学び」を解説

2026年10月号

コートの外からは、
ただボールを追いかけているだけに見えるかもしれません

子どもたちにとっては遊びのように。だからこそ、やらされるのではなく自ら真剣に考え、主体的に取り組みます。
しかし、その「遊び」の中には、緻密に設計された「工夫する余白」が隠されています。このページではそれらを保護者向けに解説いたします。

💡 このページは子どもたちの「いま出来ていない」ことを明らかにするためのものではありません、「そういうことだったのか」と保護者に納得してもらうためのページです。ご家庭では「いま出来ていること」「出来るようになったこと」に声をかけていただき、「いま出来ていないこと」は翌月以降のカリキュラムでも、取り組みますので、安心してください。

CLASS CURRICULUM

今月、子どもたちの「アタマの中」で起きていたこと

年中・年長クラス
低学年クラス
高学年クラス
オールスポーツ
CLASS U-6

相手のボールを取りにいく「フロントどん(1対1のディフェンス)」に挑戦

テーマ:ゴールするために相手からボールをゲットしよう!

8月・9月はパスやトラップといった「ボールを扱う技術」に取り組んできましたが、サッカーは相手がいるスポーツです。自分がシュートを打つためには、相手からボールを奪わなければなりません。そこで10月は、相手の前に立ってボールを奪いに行くディフェンスの個人技術「フロントどん」にフォーカスしました。
(※なお、本レポートでは保護者の方への伝わりやすさを優先してボールを「奪う」という表現を使っておりますが、実際の授業で子どもたちに伝える時は、「ゲットする」「取りにいく」という少し優しい表現を使っております。)

ハナスポでは、ディフェンスを「ゴールを守る(失点しない)ための消極的なもの」ではなく、「自分がゴールを決めるためにボールを奪いに行く積極的な手段」として伝えています。

もちろん、相手がボールを完全にコントロールし、左右どちらへも自由に動ける状況で、ただ闇雲に突っ込んでかわされることを繰り返してはいけません。しかし、「相手に抜かれないこと」だけを考えて最初から相手の前で立ち止まるようなディフェンスは、攻撃側からすればまったく怖くありません。まだ技術が成熟していないこの年代では、まずは「自ら奪いに行く強い意志」を引き出すことを最優先にしています。
ドリブルやシュートは技術的に成熟している子が活躍しがちですが、ディフェンスは「ボールを持っていない全員」が今すぐ挑戦できるプレーです。まずは挑戦してみようという姿勢を今月促しました。

ハナスポの授業では、子どもたちに常に2つの「工夫(試行錯誤)」を求めていきます。①新しい技術を獲得して「武器を増やす」ための【カラダの工夫】と、②今ある手札でゲームを攻略し「武器を使いこなす」ための【アタマの工夫】です。

①カラダの工夫

⚙️ 武器を増やすプロセス

1つ目は、相手の動きに合わせて素早く身体を運ぶ「ステップと距離感(間合い)」の試行錯誤です。

・「せなかくし」: 背中に隠したフラットマーカーをコーチに見られないように逃げるウォーミングアップです。ただ後ろ向きに走るのではなく、相手の動きを見ながらサイドステップや横方向のジャンプを使って素早く向きを変える、ディフェンスの基礎となる足の運び(ステップ)を養いました。

・「おたからレンジャー」: マーカーの上にボールを乗せて運ぶオフェンスに対し、ディフェンスがボールにタッチすれば勝ちという1対1のメニューです。ズルズルと後ろに下がって守るのではなく、自ら相手に詰め寄ったほうがボールを奪いやすいことを体感し、相手の進行方向の「正面(フロント)」に素早く回り込んで距離を詰める体の使い方に挑戦しました。

・「間合い(距離感)」の重要性: ディフェンスにおいて、相手に近づきすぎるとボールを取りやすい反面、一発でかわされやすくなります。逆に遠すぎると、かわされにくいですがボールを取ることができません。プロの世界になればなるほど、かわされない間合いを意識しつつ「あと1センチ近づけるかどうか」が差を分けるシビアな世界になります。
だからこそ、ハナスポでもこの間合い(=距離感)をとても大事にしています。しかし、この年代に最初からその絶妙な調整を求めるのは難しいため、今月はまず「相手にしっかり近づいて取りにいく」ことを徹底させました。かわされてもいいので、積極的に取りにいく姿勢をここで促せればと考えています。

②アタマの工夫

💡 武器を使いこなすプロセス

2つ目は、「どう追いかけたら相手からボールを奪いやすいか」「どこで奪うとゴールしやすいか」の試行錯誤です。

・「おそうじロボバトル」: ドリブルで逃げるオフェンスチームから、ディフェンス(お掃除ロボ)チームがボールを奪い、そのままゴールへシュートを決めるゲームです。最初は「自分が今、逃げる側なのか奪う側なのか」が途中で分からなくなったり、シュートの打ち合いになったりする子もいましたが、回数を重ねるごとに「ボールを奪ったらすぐにゴールへ向かう!」という連続性を理解していきました。その中で、「どう追いかけたらボールを奪いやすいか?」を問いかけると、子どもたち自身から「横からすっと取る!」「正面を塞ぐ!」といった素晴らしい意見や工夫がたくさん飛び出しました。

・「とったらチャンス」: コーチが呼んだ数字の人数だけで対戦するゲームです。相手のボールを奪って「自分がゴールを決める」ためには、自分のゴール前で待ち構えて守るのではなく、相手ゴールの近く(なるべく前)でボールを取った方がすぐシュートを打てて有利になることを伝え、全員で前から奪いに行く積極的な試合に挑戦しました。

🚀 11月のテーマへ

10月は全員が積極的に相手のボールを取りに行く「フロントどん」を身につけました。11月は、その「どんどん取りにくる相手」に対して、ボールを奪われないように相手が来ない方向へかわしていく「くるっとターン」に挑戦していきます!

🎓 【Hanaspoプチコラム】ハナスポが育む3つの力③「表現力」〜感覚を言葉にし、未来へ応用する力〜

8月はすべての土台となる「夢中力(主体的にのめり込むエネルギー)」、そして9月は答えのない課題に対して自分なりの突破口を創り出す「工夫力(試行錯誤する力)」についてお伝えしてきました。
今月は、ハナスポが大切にする3つの力の最後の一つ、「表現力」についてお話しします。

サッカーは本来、刻々と変わる状況の中で、まるでフラッシュ暗算を解くように「イメージ(直感)」を駆使して瞬時に判断するスポーツです。最初は意識して行ったプレーや、たまたまうまくいったプレーも、繰り返すうちに「無意識(感覚)」でできるようになっていきます。
(※このように成長していくモデルはビジネスでも同じことが言えます。誰かだけができている感覚的な「暗黙知」を言葉にして形式知として習得していく流れとして、ぜひ「SECI(セキ)モデル」と検索してみてください。)

しかし、ここに大きな落とし穴があります。
判断を「無意識の感覚」だけに頼り、「なぜうまくいったのか」を言葉にできないままでいると、プレーに再現性がなくなるのです。もちろんサッカーでは2度と同じプレーは起きないと言われていますが、とは言っても似たような状況はありますし、トッププロになるほど「たまたまうまくいった」ではなく、結果を残し続ける存在です。また、言葉にできないと調子の波が激しくなり、壁にぶつかった時に自分で修正することができません。

さらに何より、「サッカーで身につけた試行錯誤のプロセスを抽象化し、勉強や仕事など『サッカー以外の分野』へ応用すること」が難しくなってしまいます。つまり、サッカーしかできない人になってしまうのです。
だからこそハナスポでは、本来イメージで判断するサッカーにおいて、あえて「自分の考えや工夫を言葉にして伝えること(言語化=表現力)」を徹底的に鍛えています。

私たちが育みたい「表現力」には、大きく2つの側面があります。

① ピッチ内で「仲間と意図を共有する」表現力(コミュニケーション力)
せっかく「工夫力」を働かせて自分なりの答え(3次情報)を導き出しても、サッカーは1人ではできません。「ここにパスが欲しい!」「次はこう動こう!」という自分の意図を、言葉や要求の声、アイコンタクト、そして実際のプレーを通じて仲間に的確に表現できて初めて、チームとしての課題解決が形になります。
自分が言いたいことだけを言ったり、ただ一方的に伝えるだけでは、本当のコミュニケーションとはなりません。サッカーのパスと全く同じで、「相手にどうして欲しいか」「どう感じて欲しいか」まで相手が受け取りやすい形で伝わるように、コミュニケーション力を育んでいきます。

② 感覚を「自分の言葉」に変える表現力(言語化)
授業の中でコツを問いかけたり、授業の最後に行っている「ヒーローインタビュー」は、まさにこの力を磨くための時間です。しかし、幼児〜小学校低学年(10歳以下)の子どもたちは、発達段階として「過去の振り返り」がまだ得意ではなく、いきなり「今日どうだった?自由に話してごらん」と聞いても、言葉が出てこないのが当たり前です。

そこでハナスポでは、幼児教育の知見を活かし、練習内容がイラストになった「練習カード」や「質問カード」を補助線として使いながら、コーチと対話をします。コーチから客観的に見えた現象(「さっき、あそこで相手をよく見て止まれたね!」など)を伝えたり、「どの練習が一番楽しかった?」「相手を抜くとき、どんな工夫をした?」と問いかけたりすることで、子どもたちの頭の中にあるモヤモヤとした感覚を引き出し、「あ、それが言いたかった!」と言葉の引き出しを増やしていくサポートをしています。

ただ、週に1回の授業のインタビュー時間だけでは、子どもたちの言葉の力を飛躍的に伸ばすことはできません。そこで大切になるのが、ご家庭での会話です。
私たちが毎月「練習カード」をお渡ししているのは、お子様がカードを見ながら「今日はこんなゲームをしたんだよ!」と、お家の方へ自分の言葉でアウトプット(表現)するきっかけを作るためです。

「夢中力」で時間を忘れるほどのめり込み、

「工夫力」で壁を乗り越える試行錯誤を繰り返し、

「表現力」でその学びを言葉にして自分の血肉に変え、仲間と共有する。

この3つのサイクルを回し続けることで、サッカーを自発的に上手くなり続けるのはもちろんのこと、将来どんな分野に進んでも「自分のやりたいことを実現し、幸せに生きていくための力(メシが食える大人になる土台)」が育まれると、私たちは心から信じています。
ぜひ今月も、練習カードを使ったお子様への「ヒーローインタビュー」をご家庭で楽しんでみてください!

🏠 【おうちでチャレンジ!】距離感をつかもう!「ドン・タッチ」

おうちの方とお子様で正面に向かい合って立ちます。それぞれの背中側に、赤い目印と青い目印をおきます。

・ルール: もう一人の方が「赤!」と言ったら、「赤」に近い人は赤い目印まで、相手にタッチされないように素早く移動します。「赤」から遠くにいる人は、相手の人が目印に行くまでに相手をタッチしたら勝ちです。終わったらそれぞれが目印に戻り、「フロントドン!」と合図したら再び近づき向かい合います。「赤」もしくは「青」の掛け声でゲームスタートです!

・ポイント①(距離感): 向かい合った際の距離感(間合い)が重要なゲームです。近づきすぎるとタッチしやすいけど、相手から逃げにくい。遠すぎると逃げやすいけど、相手をタッチしにいけない。慣れてくればくるほど、近くても対応できるようになります。プロを目指して一歩でも近づけるように距離感(間合い)を調整してみてください!

・ポイント②(姿勢): 突っ立ったままだと早く動けませんし、上半身を前に倒しすぎると後ろに素早く動けません。行きたい方向に素早く体全体を傾けられるように、「重心は下げても上半身はまっすぐ構える」のがポイントです。ジャンプして着地したときの姿勢のように構えましょう!

CLASS U-9

相手に読まれないように駆け引きする「フェイント」に挑戦

テーマ:駆け引きして相手のウラをかきながらゴールを目指そう

サッカーにおけるフェイントというと、足元でボールを細かく動かして相手を抜き去るテクニックを想像しがちです。また子どもたち(特に男の子)は、ヒールリフトなど派手なフェイントを好む傾向にあります。しかし、ワールドカップではどのようなドリブルが多かったでしょうか。例えばメッシ選手が多く活用するのは、ダブルタッチやボディフェイント、キックフェイントといった、子どもたちなら誰でも使える基礎的なフェイントばかりです。

ですので、ハナスポの授業でも1対1でかわす派手なフェイントではなく、「パスをするふりをしてドリブルで突破する」「ドリブルで仕掛けるふりをして味方にパスを出す」といったことも含めて、相手の予測の逆を突く動きすべてを「フェイント」と位置づけて伝えています。

もちろん、まずは駆け引きに集中するために1対1の練習もしていきますが、あくまで最終的には仲間や相手が複数いる試合の中で、駆け引きが生まれるように取り組んでまいります。「ただ闇雲にフェイントをするのではなく、まずは相手をよく見て、駆け引きしようとすること」というスタート地点の意識を持って取り組みました。

ハナスポの授業では、子どもたちに常に2つの「工夫(試行錯誤)」を求めていきます。①新しい技術を獲得して「武器を増やす」ための【カラダの工夫】と、②今ある手札でゲームを攻略し「武器を使いこなす」ための【アタマの工夫】です。

①カラダの工夫

⚙️ 武器を増やすプロセス

1つ目は、相手のウラをかくための「ステップワーク」と「身のこなし」です。

・「かわしてトライ」&「ぎゃくつきハンター」: ドリブル状態ではなく、まずは手でボールを持った状態で相手にタッチされないようにかわしていく練習や、相手を追いかける身のこなしを練習しました。

・「インサイドタッチ」&「おやこタッチ」: 基礎練習のボールタッチでは、最小限のボールタッチで相手をかわす方法を練習しました。

・「あとだしスタート」: 置かれた2つのボールからオフェンスが1つを選んでドリブルシュートに向かい、ディフェンスは相手がボールに触った瞬間に動き出す1対1です。ボールを触ってから足元でこねるのではなく、「ボールに触る前のボディフェイント」で相手の重心を逆に傾けてかわす技術に挑戦しました。

特に大事になるのが、ステップワークです。右に行きたいからといって、右に一歩踏み出すのではなく、あえて左に足を置くことで、素早く体全体を右に傾けて早く動き出すことができるし、フェイントにもなることを伝えました。徐々に「行きたい方向と反対に一歩踏み出して、地面反力をもらって素早く反対側に抜け出す」ようなドリブルができるようになりました。

②アタマの工夫

💡 武器を使いこなすプロセス

2つ目は、「まず本気でゴールを狙うからこそ、フェイントが効く」という駆け引きの原則(アタマの工夫)です。

・「フェイクでダッシュツ」: 2つのゴールのうち、ディフェンスに邪魔されずにどちらかを突破する練習です。ここで大事なことはフェイントが目的にならないこと。相手がついてこなければフェイントをかけずに、そのままスピードで抜き去ることも大事です。それを見せることで、相手が守りにくるのでウラをかいて反対に抜き去ることができるのです。フェイントが目的になって、バレバレの動きにならないように試行錯誤しました。

・「クイックスリー」: 3対1でゴールを目指すゲームです。最初のパスの出し手が、ディフェンスの寄り方を見て「右に出すふりをして左の味方へパスを通す(キックフェイントや目線の駆け引き)」ことに挑戦しました。ドリブルのフェイントだけでなく、キックインやゴールキックの蹴るときも駆け引きは始まっています。相手にバレないようにゴールまで運ぶためのパスの出し手と受け手の駆け引きに挑戦しました。

試合中、周りに誰もいない完全なる1対1の状況は多くありません。必ず仲間もしくは相手の選手が近くにいます。それらを利用して目線やパスを出すフリも、ドリブルする際の駆け引きになります。残り半年を通して、グループで活動している時の駆け引きにも挑戦していきます。

🚀 11月のテーマへ

10月は相手のウラをかく「フェイント」に挑戦しましたが、相手が騙されずに厳しくボールを奪いに来る場面も当然あります。11月は「相手に取られないようにボールを運んでみよう!」をテーマに、自分の身体(背中や腕)をうまく使ってボールを守る「ボールキープ(せなガード・うでブロック)」に挑戦していきます!

🎓 【Hanaspoプチコラム】ハナスポが育む3つの力③「表現力」〜感覚を言葉にし、未来へ応用する力〜

8月はすべての土台となる「夢中力(主体的にのめり込むエネルギー)」、そして9月は答えのない課題に対して自分なりの突破口を創り出す「工夫力(試行錯誤する力)」についてお伝えしてきました。
今月は、ハナスポが大切にする3つの力の最後の一つ、「表現力」についてお話しします。

サッカーは本来、刻々と変わる状況の中で、まるでフラッシュ暗算を解くように「イメージ(直感)」を駆使して瞬時に判断するスポーツです。最初は意識して行ったプレーや、たまたまうまくいったプレーも、繰り返すうちに「無意識(感覚)」でできるようになっていきます。
(※このように成長していくモデルはビジネスでも同じことが言えます。誰かだけができている感覚的な「暗黙知」を言葉にして形式知として習得していく流れとして、ぜひ「SECI(セキ)モデル」と検索してみてください。)

しかし、ここに大きな落とし穴があります。
判断を「無意識の感覚」だけに頼り、「なぜうまくいったのか」を言葉にできないままでいると、プレーに再現性がなくなるのです。もちろんサッカーでは2度と同じプレーは起きないと言われていますが、とは言っても似たような状況はありますし、トッププロになるほど「たまたまうまくいった」ではなく、結果を残し続ける存在です。また、言葉にできないと調子の波が激しくなり、壁にぶつかった時に自分で修正することができません。

さらに何より、「サッカーで身につけた試行錯誤のプロセスを抽象化し、勉強や仕事など『サッカー以外の分野』へ応用すること」が難しくなってしまいます。つまり、サッカーしかできない人になってしまうのです。
だからこそハナスポでは、本来イメージで判断するサッカーにおいて、あえて「自分の考えや工夫を言葉にして伝えること(言語化=表現力)」を徹底的に鍛えています。

私たちが育みたい「表現力」には、大きく2つの側面があります。

① ピッチ内で「仲間と意図を共有する」表現力(コミュニケーション力)
せっかく「工夫力」を働かせて自分なりの答え(3次情報)を導き出しても、サッカーは1人ではできません。「ここにパスが欲しい!」「次はこう動こう!」という自分の意図を、言葉や要求の声、アイコンタクト、そして実際のプレーを通じて仲間に的確に表現できて初めて、チームとしての課題解決が形になります。
自分が言いたいことだけを言ったり、ただ一方的に伝えるだけでは、本当のコミュニケーションとはなりません。サッカーのパスと全く同じで、「相手にどうして欲しいか」「どう感じて欲しいか」まで相手が受け取りやすい形で伝わるように、コミュニケーション力を育んでいきます。

② 感覚を「自分の言葉」に変える表現力(言語化)
授業の中でコツを問いかけたり、授業の最後に行っている「ヒーローインタビュー」は、まさにこの力を磨くための時間です。しかし、幼児〜小学校低学年(10歳以下)の子どもたちは、発達段階として「過去の振り返り」がまだ得意ではなく、いきなり「今日どうだった?自由に話してごらん」と聞いても、言葉が出てこないのが当たり前です。

そこでハナスポでは、幼児教育の知見を活かし、練習内容がイラストになった「練習カード」や「質問カード」を補助線として使いながら、コーチと対話をします。コーチから客観的に見えた現象(「さっき、あそこで相手をよく見て止まれたね!」など)を伝えたり、「どの練習が一番楽しかった?」「相手を抜くとき、どんな工夫をした?」と問いかけたりすることで、子どもたちの頭の中にあるモヤモヤとした感覚を引き出し、「あ、それが言いたかった!」と言葉の引き出しを増やしていくサポートをしています。

ただ、週に1回の授業のインタビュー時間だけでは、子どもたちの言葉の力を飛躍的に伸ばすことはできません。そこで大切になるのが、ご家庭での会話です。
私たちが毎月「練習カード」をお渡ししているのは、お子様がカードを見ながら「今日はこんなゲームをしたんだよ!」と、お家の方へ自分の言葉でアウトプット(表現)するきっかけを作るためです。

「夢中力」で時間を忘れるほどのめり込み、

「工夫力」で壁を乗り越える試行錯誤を繰り返し、

「表現力」でその学びを言葉にして自分の血肉に変え、仲間と共有する。

この3つのサイクルを回し続けることで、サッカーを自発的に上手くなり続けるのはもちろんのこと、将来どんな分野に進んでも「自分のやりたいことを実現し、幸せに生きていける力(メシが食える大人になる土台)」が育まれると、私たちは心から信じています。
ぜひ今月も、練習カードを使ったお子様への「ヒーローインタビュー」をご家庭で楽しんでみてください!

🏠 【おうちでチャレンジ!】2つのものを同時に見ろ!「首振り&同一視トレーニング」

ボールウォッチャーにならず、「ボール」と「相手」を同時に見るための視野(同一視)を鍛えるトレーニングです!

・ステップ1(ボールタッチ): 普段の授業から、ボールタッチでは、ボールだけを見ないように伝えています。ボールを目(視野)の中心で捉えてしまうと、ボールばかりに着目してしまいます。ボールタッチする際に少し斜め前を見ながら、視野の端でボールを捉えてボールタッチする練習をしましょう。慣れてきたら、おうちの方が前に座り、声を出さずにじゃんけんをしましょう。

・ステップ2(ドリブル): 次はドリブルをしながら、お家の方とじゃんけんをする練習です。

・ステップ3(リフティング): 慣れてきたらいよいよ最後は、リフティングをしながらじゃんけんをします。おうちの方は、360度どこに動いても構いません。リフティングしながら首を振りながら相手がどこにいるか確認しながらじゃんけんをしましょう。

CLASS U-12

ボールと相手を見る「マンマーク」に挑戦!

テーマ:守備がはじめるときに、マークする相手を確認しよう!

9月は攻撃側のグループ戦術として「相手から離れるポジショニング」に取り組みましたが、10月はその裏返しとなるディフェンス側の戦術「マンマーク」にフォーカスしました。

試合中、どうしてもボールばかりを目で追ってしまい、ボールを持っている人に全員が吸い寄せられて自分のマークを置いてけぼりにしてしまう(ボールウォッチャーになる)課題が多く見られます。

そこで今月は、「自分が誰をマークすべきかを確認し、優先順位の高いところからマークする」ことで、ゴールを狙ってポジショニングをとってくる相手に対抗する手段に取り組みました。

ハナスポの授業では、子どもたちに常に2つの「工夫(試行錯誤)」を求めていきます。①新しい技術を獲得して「武器を増やす」ための【カラダの工夫】と、②今ある手札でゲームを攻略し「武器を使いこなす」ための【アタマの工夫】です。

①カラダの工夫

⚙️ 武器を増やすプロセス

1つ目は、相手から目を離さずについていく「ステップワーク」と、2つのものを同時に視野に入れる「身体の向き(同一視)」の試行錯誤です。

・「シャドウチェイサー」: コート内の安全地帯から安全地帯へ移動するオフェンスを、ディフェンスが影(シャドウ)のように追いかけ、安全地帯の外でタッチすれば勝ちという1対1の鬼ごっこです。相手の急な方向転換にも遅れずについていくステップワークと、マークする相手を絶対に逃さない集中力を養いました。また慣れてきた教室では、コーチの合図で、攻守が入れ替わるため、マークとコーチを同一視する身体の向きも伝えました。

・「密着ハンター」: 同数対同数による手で行うパス回しゲームです。ディフェンス側は「パスカットのみ」を狙います。最初は、ボールだけを見てしまい、マークしている相手を見失う現象が多く起きました。「ボール」と「自分がマークする相手」の両方が同時に視野に入る身体の向き(ポジション取り)をどう作るか、立ち位置の微調整を繰り返しながら、「全員がそれぞれ1人のマークにしっかり密着してパスコースを消す」というチームとしての守備を体感しました。

・「ダブルロック」: 四角形のコート内で1対1を行い、外にいるサーバーからサーバーへパスを通されたら失点となるメニューです。攻撃側が先月学んだ「相手から離れてパスコースを作る動き」をしてくるのに対し、ディフェンス側はサーバーのボールの動きも気にしながら、目の前の相手をロック(封鎖)し続ける高度な駆け引きに取り組みました。1対1だからこそマンマークを徹底することに集中して取り組みました。

②アタマの工夫

💡 武器を使いこなすプロセス

2つ目は、「攻守の切り替え」と「マークの優先順位」の試行錯誤です。

・「リスタートチェック」: コーチからの急なキックインで始まるゲームです。コーチから正確なパスがくるので、攻撃側は積極的にゴールが狙えるポジショニングをとってきます。それに対し、ディフェンス側は、プレーが切れた瞬間や攻守が切り替わった瞬間に、自分が近い人にとりあえずマークするのではなく、誰が誰をマークしているか、全体を確認することを促しました。一番ゴールの可能性が高い人をマークできているか、仲間と同じ人をマークしていないかをチームで確認しながら、マンマークすることに挑戦しました。

🚀 11月のテーマへ

9月の「離れるポジショニング」、10月の「マンマーク」と、攻撃・守備それぞれのグループ戦術の基礎を学んできました。11月は再び攻撃側に立ち、今度はこの「厳しくマンマークしてくる相手」をどう剥がすか?「マークを外して、ゴールまでの道筋を作り出そう!」をテーマに、パスをもらうタイミングや動き出しを工夫する「パスコース(マークを外す動き)」に挑戦していきます!

🎓 【Hanaspoプチコラム】ハナスポが育む3つの力③「表現力」〜感覚を言葉にし、未来へ応用する力〜

8月はすべての土台となる「夢中力(主体的にのめり込むエネルギー)」、そして9月は答えのない課題に対して自分なりの突破口を創り出す「工夫力(試行錯誤する力)」についてお伝えしてきました。
今月は、ハナスポが大切にする3つの力の最後の一つ、「表現力」についてお話しします。

サッカーは本来、刻々と変わる状況の中で、まるでフラッシュ暗算を解くように「イメージ(直感)」を駆使して瞬時に判断するスポーツです。最初は意識して行ったプレーや、たまたまうまくいったプレーも、繰り返すうちに「無意識(感覚)」でできるようになっていきます。
(※このように成長していくモデルはビジネスでも同じことが言えます。誰かだけができている感覚的な「暗黙知」を言葉にして形式知として習得していく流れとして、ぜひ「SECI(セキ)モデル」と検索してみてください。)

しかし、ここに大きな落とし穴があります。
判断を「無意識の感覚」だけに頼り、「なぜうまくいったのか」を言葉にできないままでいると、プレーに再現性がなくなるのです。もちろんサッカーでは2度と同じプレーは起きないと言われていますが、とは言っても似たような状況はありますし、トッププロになるほど「たまたまうまくいった」ではなく、結果を残し続ける存在です。また、言葉にできないと調子の波が激しくなり、壁にぶつかった時に自分で修正することができません。

さらに何より、「サッカーで身につけた試行錯誤のプロセスを抽象化し、勉強や仕事など『サッカー以外の分野』へ応用すること」が難しくなってしまいます。つまり、サッカーしかできない人になってしまうのです。
だからこそハナスポでは、本来イメージで判断するサッカーにおいて、あえて「自分の考えや工夫を言葉にして伝えること(言語化=表現力)」を徹底的に鍛えています。

私たちが育みたい「表現力」には、大きく2つの側面があります。

① ピッチ内で「仲間と意図を共有する」表現力(コミュニケーション力)
せっかく「工夫力」を働かせて自分なりの答え(3次情報)を導き出しても、サッカーは1人ではできません。「ここにパスが欲しい!」「次はこう動こう!」という自分の意図を、言葉や要求の声、アイコンタクト、そして実際のプレーを通じて仲間に的確に表現できて初めて、チームとしての課題解決が形になります。
自分が言いたいことだけを言ったり、ただ一方的に伝えるだけでは、本当のコミュニケーションとはなりません。サッカーのパスと全く同じで、「相手にどうして欲しいか」「どう感じて欲しいか」まで相手が受け取りやすい形で伝わるように、コミュニケーション力を育んでいきます。

② 感覚を「自分の言葉」に変える表現力(言語化)
授業の中でコツを問いかけたり、授業の最後に行っている「ヒーローインタビュー」は、まさにこの力を磨くための時間です。しかし、幼児〜小学校低学年(10歳以下)の子どもたちは、発達段階として「過去の振り返り」がまだ得意ではなく、いきなり「今日どうだった?自由に話してごらん」と聞いても、言葉が出てこないのが当たり前です。

そこでハナスポでは、幼児教育の知見を活かし、練習内容がイラストになった「練習カード」や「質問カード」を補助線として使いながら、コーチと対話をします。コーチから客観的に見えた現象(「さっき、あそこで相手をよく見て止まれたね!」など)を伝えたり、「どの練習が一番楽しかった?」「相手を抜くとき、どんな工夫をした?」と問いかけたりすることで、子どもたちの頭の中にあるモヤモヤとした感覚を引き出し、「あ、それが言いたかった!」と言葉の引き出しを増やしていくサポートをしています。

ただ、週に1回の授業のインタビュー時間だけでは、子どもたちの言葉の力を飛躍的に伸ばすことはできません。そこで大切になるのが、ご家庭での会話です。
私たちが毎月「練習カード」をお渡ししているのは、お子様がカードを見ながら「今日はこんなゲームをしたんだよ!」と、お家の方へ自分の言葉でアウトプット(表現)するきっかけを作るためです。

「夢中力」で時間を忘れるほどのめり込み、

「工夫力」で壁を乗り越える試行錯誤を繰り返し、

「表現力」でその学びを言葉にして自分の血肉に変え、仲間と共有する。

この3つのサイクルを回し続けることで、サッカーを自発的に上手くなり続けるのはもちろんのこと、将来どんな分野に進んでも「自分のやりたいことを実現し、幸せに生きていける力(メシが食える大人になる土台)」が育まれると、私たちは心から信じています。
ぜひ今月も、練習カードを使ったお子様への「ヒーローインタビュー」をご家庭で楽しんでみてください!

🏠 【おうちでチャレンジ!】2つのものを同時に見ろ!「首振り&同一視トレーニング」

ボールウォッチャーにならず、「ボール」と「マークする相手」を同時に見るための視野(同一視)を鍛えるトレーニングです!

・ステップ1(ボールタッチ): 普段の授業から、ボールタッチでは、ボールだけを見ないように伝えています。ボールを目(視野)の中心で捉えてしまうと、ボールばかりに着目してしまいます。ボールタッチする際に少し斜め前を見ながら、視野の端でボールを捉えてボールタッチする練習をしましょう。慣れてきたら、おうちの方が前に座り、声を出さずにじゃんけんをしましょう。

・ステップ2(ドリブル): 次はドリブルをしながら、お家の方とじゃんけんをする練習です。

・ステップ3(リフティング): 慣れてきたらいよいよ最後は、リフティングをしながらじゃんけんをします。おうちの方は、360度どこに動いても構いません。リフティングしながら首を振りながら相手がどこにいるか確認しながらじゃんけんをしましょう。

💬 今月のオススメ質問(例)
「今日、どうやって相手をマークしたの?」

💡 Hint: 「楽しかった?」や「勝った?」ではなく、具体的な「判断(意図)」に触れることで、子どもは「自分の考えた工夫」を得意げに語り始めます!

CLASS ALL SPORTS

高低差を活用するドッジボール&バスケットボールへの挑戦

テーマ:相手に取られないようにボールを投げてみよう

9月はサッカーで「地面を転がるボールを狙ったところへ蹴る」ことに挑戦しましたが、10月は再び「手」を使った球技であるドッジボールとバスケットボールに取り組みました。

一見すると「相手に当てるスポーツ(ドッジボール)」と「味方にパスを繋いでゴールへ入れるスポーツ(バスケットボール)」で目的が正反対に見えますが、実はその根底には「相手が取りにくい(触りにくい)空間はどこか?」という共通の原理原則があります。それは、人間が最も反応しやすくキャッチしやすい「胸〜お腹の高さ」を避け、「足元の低い場所」や「頭の上の高い場所」を使うことです。今月はこの「高低差」の工夫をテーマに挑戦しました。

ハナスポの授業では、子どもたちに常に2つの「工夫(試行錯誤)」を求めていきます。①新しい技術を獲得して「武器を増やす」ための【カラダの工夫】と、②今ある手札でゲームを攻略し「武器を使いこなす」ための【アタマの工夫】です。

①カラダの工夫

⚙️ 武器を増やすプロセス

1つ目は、狙った高さ(足元・バウンド・頭上)へ正確にボールをコントロールする「投げ方の調整」の試行錯誤です。

・「ボンバーアタック」: ドッジボールで相手の胸元に投げると簡単にキャッチされてしまいます。そこで、相手の足元(低い位置)を狙って投げるゲームに取り組みました。

・「つないでバウンズ」: バスケットボールでは、相手ディフェンスの手が届かない「足元の空間」を通すため、一度床にバウンドさせて味方に届ける「バウンズパス」に挑戦しました。自分のすぐ近くに叩きつけても味方には届きません。「味方の手元に一番取りやすい高さで跳ね返らせるには、床のどこを狙って強くつけばいいか?」を繰り返し試行錯誤しました。

・「ふわっとリングイン」: 相手のブロックの上を越えて、上からゴール(リング)へふわっと落とすための投げ方を試行錯誤しました。

②アタマの工夫

💡 武器を使いこなすプロセス

2つ目は、相手の立ち位置や構えを見て「どの高さ・どのコースを使うか」を選択する状況判断(アタマの工夫)です。

・「ムーブオアキャッチ」: コーチが投げてくるボールに当たらないようによける、もしくはキャッチするゲームです。どんなボールがきたら避けにくい・取りにくいかをまずは自分が体感しました。

・「あっちこっちドッジ」: 複数方向から狙えるドッジボールを行いました。ただ力任せに投げるのではなく、「相手がどこを見ているか」を確認し、キャッチされにくい足元を狙うことで、確実にアウトを取る工夫を凝らしました。

・「ストップワープパス」: ボールを持った人は歩けないルールの中で、どうやってゴールまでボールを運ぶかに挑戦しました。相手が前に立ちはだかって手を広げている時は「足元のバウンズパス」、相手が近づいてきている時は「頭の上を越える高いパス」や「上からのシュート」というように、相手の守り方を見て瞬時に高低差を使い分けるゲームに取り組みました。

🚀 11月のテーマへ

10月は「足元と頭上」という上下の空間を使ったボールゲームを学びました。11月はスポーツサムライやラグビーをメイン種目に、「相手との距離感(=間合い)を意識してかけひきしてみよう」という対人駆け引きに挑戦していきます!

🎓 【Hanaspoプチコラム】ハナスポが育む3つの力③「表現力」〜感覚を言葉にし、未来へ応用する力〜

8月はすべての土台となる「夢中力(主体的にのめり込むエネルギー)」、そして9月は答えのない課題に対して自分なりの突破口を創り出す「工夫力(試行錯誤する力)」についてお伝えしてきました。
今月は、ハナスポが大切にする3つの力の最後の一つ、「表現力」についてお話しします。

スポーツは本来、刻々と変わる状況の中で、まるでフラッシュ暗算を解くように「イメージ(直感)」を駆使して瞬時に判断するものです。最初は意識して行ったプレーや、たまたまうまくいったプレーも、繰り返すうちに「無意識(感覚)」でできるようになっていきます。
(※このように成長していくモデルはビジネスでも同じことが言えます。誰かだけができている感覚的な「暗黙知」を言葉にして形式知として習得していく流れとして、ぜひ「SECI(セキ)モデル」と検索してみてください。)

しかし、ここに大きな落とし穴があります。
判断を「無意識の感覚」だけに頼り、「なぜうまくいったのか」を言葉にできないままでいると、プレーに再現性がなくなるのです。もちろん試合では2度と同じ場面は起きないと言われていますが、とは言っても似たような状況はありますし、トッププロになるほど「たまたまうまくいった」ではなく、結果を残し続ける存在です。また、言葉にできないと調子の波が激しくなり、壁にぶつかった時に自分で修正することができません。

さらに何より、「スポーツで身につけた試行錯誤のプロセスを抽象化し、勉強や仕事など『スポーツ以外の分野』へ応用すること」が難しくなってしまいます。つまり、スポーツしかできない人になってしまうのです。
だからこそハナスポでは、本来イメージで判断するスポーツにおいて、あえて「自分の考えや工夫を言葉にして伝えること(言語化=表現力)」を徹底的に鍛えています。

私たちが育みたい「表現力」には、大きく2つの側面があります。

① コート内で「仲間と意図を共有する」表現力(コミュニケーション力)
せっかく「工夫力」を働かせて自分なりの答え(3次情報)を導き出しても、チームスポーツは1人ではできません。「ここにパスが欲しい!」「次はこう動こう!」という自分の意図を、言葉や要求の声、アイコンタクト、そして実際のプレーを通じて仲間に的確に表現できて初めて、チームとしての課題解決が形になります。
自分が言いたいことだけを言ったり、ただ一方的に伝えるだけでは、本当のコミュニケーションとはなりません。パスと同じで、「相手にどうして欲しいか」「どう感じて欲しいか」まで相手が受け取りやすい形で伝わるように、コミュニケーション力を育んでいきます。

② 感覚を「自分の言葉」に変える表現力(言語化)
授業の中でコツを問いかけたり、授業の最後に行っている「ヒーローインタビュー」は、まさにこの力を磨くための時間です。しかし、幼児〜小学校低学年(10歳以下)の子どもたちは、発達段階として「過去の振り返り」がまだ得意ではなく、いきなり「今日どうだった?自由に話してごらん」と聞いても、言葉が出てこないのが当たり前です。

そこでハナスポでは、幼児教育の知見を活かし、練習内容がイラストになった「練習カード」や「質問カード」を補助線として使いながら、コーチと対話をします。コーチから客観的に見えた現象(「さっき、あそこで相手をよく見て投げられたね!」など)を伝えたり、「どの練習が一番楽しかった?」「どんな工夫をした?」と問いかけたりすることで、子どもたちの頭の中にあるモヤモヤとした感覚を引き出し、「あ、それが言いたかった!」と言葉の引き出しを増やしていくサポートをしています。

ただ、週に1回の授業のインタビュー時間だけでは、子どもたちの言葉の力を飛躍的に伸ばすことはできません。そこで大切になるのが、ご家庭での会話です。
私たちが毎月「練習カード」をお渡ししているのは、お子様がカードを見ながら「今日はこんなゲームをしたんだよ!」と、お家の方へ自分の言葉でアウトプット(表現)するきっかけを作るためです。

「夢中力」で時間を忘れるほどのめり込み、

「工夫力」で壁を乗り越える試行錯誤を繰り返し、

「表現力」でその学びを言葉にして自分の血肉に変え、仲間と共有する。

この3つのサイクルを回し続けることで、運動が自発的に上手くなり続けるのはもちろんのこと、将来どんな分野に進んでも「自分のやりたいことを実現し、幸せに生きていける力(メシが食える大人になる土台)」が育まれると、私たちは心から信じています。
ぜひ今月も、練習カードを使ったお子様への「ヒーローインタビュー」をご家庭で楽しんでみてください!

🏠 【おうちでチャレンジ!】空間認識を強化する「ふわっとシュート」

お家の中で柔らかいボールや丸めたタオルを使って、ゴミ箱やリングの中に投げいれる練習に挑戦してみてください!

・レベル1(下からふわっとシュート): 下から投げて地面においたリングやゴミ箱の中に入れるシュートに挑戦しましょう。

・レベル2(上からふわっとシュート): 高いところにあるゴミ箱やリングの中に入れるシュートに挑戦しましょう。慣れてきたらおうちの方が邪魔しながらも、それをよけてシュートする練習をしましょう!

💬 今月のオススメ質問(例)
「今日、ボールをどこをねらって投げたの?」

💡 Hint: 「楽しかった?」ではなく、具体的な「投げ方やコースの工夫」を聞いてみることで、子どもは自分たちで考えたアイデアを得意げに語り始めます!

過去のカリキュラムレポート